若葉家具株式会社は、この度JID AWARD 2024インテリアスペース部門で銅賞を受賞いたしました。地域と共に歩む私たちの取り組みが、このような形で評価されたことを大変光栄に思います。
私たちは、30年前にショールームを設立し、10数年前からは家具デザイナー小泉誠と協働することで、府中家具の伝統を礎に、時代と共に進化した家具づくりを大切にしてきました。生活スタイルの変化に合わせた家具づくりとショップを展開していく中で、今回の全面リノベーションにおいては、小泉誠の空間デザインによる、来場者・社員共に快適に過ごし・働きながら家具の魅力を直感的に体感できる環境を整え、新たな複合型ショールームとして再スタートを切りました。この受賞は、製品や空間の独自性、デザインへのこだわり、そして地域との連携が評価されたものと考えております。
この施設を通じて、府中家具の歴史や魅力を再び多くの方々に知っていただくことを目指し、これからも府中家具の伝統を守りつつ、地域やお客様と共に新たな挑戦を続けてまいります。ぜひ一度、若葉家具の複合施設に足をお運びいただき、その魅力を体感していただければ幸いです。
[地域の拠点として生まれ変わった『複合施設』]
若葉家具は、府中家具の魅力を多くの方にお届けするため、ミュージアム、製品を体験できる店舗、そしてスタッフが働く事務所を一つにした複合施設を作り上げました。また、隣接する庭を「町の広場」として整備し、地域の皆さまが集える場として新たな命を吹き込んでいます。
この施設では、スタッフ自身が「暮らしながら働く」を実践し、キッチンを中心とした空間でお菓子作りのワークショップや暮らしの道具作りを行うなど、府中家具の魅力を実際の暮らしの中で体感していただける取り組みを進めています。
[地域と人を繋ぐ『町の広場』]
ギャラリーや庭では、地域と連携したマルシェやワークショップを定期的に開催し、多くの人々が集い、交流する場を提供しています。この広場は、単なるショールームを超え、地域の暮らしの中心となるHUBとして機能しています。
[『府中家具』の新たな可能性を未来へ]
今回の受賞は、小泉誠氏のデザインによるショールームの魅力が評価されたことはもちろん、若葉家具が地域や産地に根ざし、「府中家具」の価値を未来へ繋ぐ想いが評価された結果だと考えております。
これからも、地域に根ざした家具づくりを続け、多くの皆様と共に成長していく所存です。改めて、これまで支えてくださった皆様に感謝申し上げます。これからも若葉家具をどうぞよろしくお願いいたします。
JID|日本インテリアデザイナー協会
https://jid-award.com